2016年6月18日~20日
今日はいよいよ、ザルツブルクを離れて、ウィーンへ向かいます。8:08分のレイジェットはガラガラ。しばらくすると前の方から女の子のにぎやか声が聞こえ、だんだん近づいてきます。民族服を着た3人の女の子がかごに色々なものを入れ、売りに来ている。そういえば以前、BSの番組の「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 オーストリア編」で結婚が決まった女の子が、結婚式の前に女子会をやるための資金を集めるため、列車の中で持ち寄った商品を売っている場面がありました。どうやらこの子たちも同じらしい。やがて私の席にもやってきて色々見せ始めました。でも、どれも邪魔になるものばかり・・・ロリポップキャンディがあったので、これを購入しました。
陽気な女の子たち
気持ちの良い青空
10時過ぎにはウィーン中央駅に到着。早速、48時間乗り放題のチケットをゲット。ホテルは中央駅のちょうど真ん前。荷物を預けるつもりがチェックインができました。荷物を置いてさっそくお出かけ。まず向かうのはサンクトマルクス墓地。市内5か所にあった墓地を集めて開設されたそうです。モーツアルトも共同墓地に埋葬されたそうですが正確な場所がわからないため、推定の場所に天使像が建てられたそうです。中央駅からはトラムLine18でサンクト・マルクトまで行きLine71で1駅。トラムを降りると、案内板が立っておりそれに従っていくと10分くらいで到着しました。地球の歩き方の地図を頼りに行くと、MOZART GRABの看板があり、近くにはモーツアルトの遺骨が埋められた推定の場所に天使の像が建っています。近くにはベートベンやシューベルト、シュトラウス親子など多くの作曲家の墓があるのですが見つかりませんでした。
サンクト・マルクス墓地
MOZART GRABの看板
天使の像
墓地を後に、ウィーン大学に行ってみようと思いました。一般の人も入れるし、学食もおいしい、という噂を聞いていたのでお昼を食べる目的です。line71のトラムで直接大学の前まで行けます。トラムに乗り、しばらくすると、車内アナンスが・・・でも、ドイツ語なのでわからない。トラムが駅で止まるとみんな立ち上がり、降りていく。なんか終点みたいな雰囲気。仕方がないので私も降りる。周りを見ると、Line2のトラムが走っている。あれに乗ればオペラ座の方まで行ける。Rathausで降りて、やっとのことでウィーン大学に到着。中庭では多くの人がくつろいでいました。学生がいたので、学食はどこか聞いたら今日は休みだとの答え。土曜日でした。
ウィーン大学
外の出ると近くの公園に多くの屋台が出ています。また、一目で女装とわかる派手なコスプレの人たちが多く見られます。屋台でおいしそうな肉料理を発見。注文したら顔の大きさくらいのシュニッツルのような肉を挟んだハンバーガーでした。これがとてもおいしい。食べきれないと思っていたのが完食でした。
レインボーパーク
レインボーパレード出席者
近くにあるヴォティーフ教会へ。ゴシック建築の特徴である99メートルの尖った塔とステンドグラスがとてもきれいな教会です。フランツ・ヨーゼフがテロに遭遇したが、無傷で生還できたことに感謝を込めて、建造されたそうです。
ヴォティーフ教会へ
レインボーパレードとはネットによると「ウィーンにおけるゲイ&レズビアン・イベントの頂点を飾るものです。2016年6月18日には、リング通りで華麗なパレードが繰り広げられます。ヴォティーフ教会前の広場はレインボーパークとなり、スナックや音楽などのプログラムがあります。」さっき、ハンバーガーを食べたのはレインボーパーク。派手な女装はゲイの人だったようです。そのため、トラムが動いていない。仕方がないのでU4,U1と乗り継いでシュヴェーデンプラッツへ。
トラムが走っていないリンク通り
ここから5分くらいのところにルプレヒト教会はありました。ウィーン最古の教会。中はとてもシンプルな造り。ステンドグラスがとてもきれい。教会の壁にはツタがからまり、春から夏にかけては青々とした葉が教会を覆っている。冬は枯れたツタが覆い、いかにも古い教会の雰囲気を醸し出すそうです。
ルプレヒト教会
ここから5分くらいのところにはアンカー時計があります。シュテンファンプラッツからも近い、ホーエルマルクト広場にあります。二つの建物をつなぐ通路に取り付けられた仕掛け時計。1時間ごとに、マリア・テレジアやハイドンといった歴史上の人物が一人ずつ姿を現わすそうです。残念ながら見ることはできませんでした。
アンカー時計
シュヴェーデンプラッツに戻り、クンストハウスとフンデルトヴァッサーハウスに行こうとしたのですがやはりここもトラムが動いていません。そして暑いのと今までの疲れが出たのか頭が痛くなってきました。ホテルに戻ると、部屋の中は冷房が利いていてとても涼しい。時計を見ると16時。ベッドで横になっていたら眠ってしまい起きたら19時でした。
シュヴェーデンプラッツ前のレインボーパレード
体力も回復したし外も涼しくなってきたので、オペラ座に行ってみることにしました。中央駅(UバーンはSüdtiroler Platz)からU1でカールスプラッツへ。オペラ座に着くと、大きなスクリーンでライブ中継をやっている。これが観たかった。今日の演目はマクベス。椅子も一つ、空いていたので座ってゆっくり鑑賞することができました。
オペラ座
次の日はいよいよ帰国の日。オーストリア航空の成田便は17時50分。15時くらいまで市内でゆっくりできます。朝、チェックアウトを済ませて、荷物を持って、ウィーンミッテ駅へ。ここにはオーストリア航空のチェックインカウンターがあり、朝早くからチェックインとラゲッジドロッピングができます。これを済ませておけばあとは手ぶらで空港に行けばOK。無事、チェックイン完了。今日は昨日行けなかった、クリントハウスへ。シュヴェーデンプラッツから トラムLine1でRadetzky-platzへ。クリントハウスは フンダートヴァッサーが設計した特異な建物。 中は博物館になっており彼の作品が展示されている。 特徴はカラフルな壁面と不規則なタイルでできた床。1階はカフェになっており、 その庭から見る建物も味わいがあります。 中の見学も興味深いものでしたが、外観を見ているのも楽しいものでした。
クリントハウス
再びトラムに乗りHetzgasseへ。ここにはフンダートヴァッサーハウスがあります。クリントハウスは見学ができるのですが、ここは一般のアパートとなっているため、中は見学できない。以前、BSのテレビ番組で紹介されており部屋の中は不規則な床になっており、一部、盛り上がりがあり、子供が滑り台として使って遊んでいました。
フンダートヴァッサーハウス
おなかがすいたのでランチを食べにUバーンでシュテンファンプラッツのオーバーラーへ。ランチはシュニッツェルでした。ウィーンはこの日も晴れでとても暑い。時間は13時。あと、2時間くらい時間がある。どこか涼しいところへ行きたいと思い、ハイリンゲンシュタットのベートーベンの散歩道に行くことにしました。ケルントナー通りを歩いてオペラ座へ。ここからトラムLineDの終点のNußdorfへ約30分の道のり。ここからベートーベン・ガングはすぐそば。案内板に従って歩いていくと通りに出ます。ベートーベンが「田園」の構想を練ったというだけあって木陰の小道はオゾンに満ちていてすがすがしい。なおも歩いていくとベートーベンの像を発見。ここでしばらく休憩。ゆったりした気持ちになれます。もう少し先まで行きたいのですが、時間が迫ってきました。
ベートーベンの散歩道
Nußdorfまで戻り、トラムでハイリンゲンシュタットへ。ここからはU4でウィーンミッテまでダイレクトで行けます。ちょっと贅沢して、前回乗らなかったCAT(City Airport Train)空港へ向かいます。車内のモニターを観ていたら、一瞬ですがブルーのハッピの背中に「祭」と書かれたハッピを着た4人がパイを投げている映像が流れました。急いでスマホで撮影。ちょっとボケてしまいましたが映っていました。6月26日の「イッテQ」で世界で一番盛り上がるのは何祭り?カスタードパイ祭りinイギリスが放送されたのですがこの映像でした。海外のテレビ局も取材に行っていたんですね。無事空港に到着。チェックインカウンターには長い列ができています。でも、check inとラゲッジドロッピングも終わっているのでそのまま、荷物検査場へ。出国手続きも無事に通過して、ボーディングを待ちました。
CAT乗り場
CAT車内のモニター
空港駅
チェックインカウンター