5月26日
ウィーン→グロツニッツ→ビーナーノイシュタット→ミュルツツーシュラーク→グラーツ
朝は霧がすごかった。道を歩いていて、歩行者用の信号が青から点滅2〜3回で赤になってしまうのにはビックリした。ここでは点滅したらストップということらしい。
7:30 バスで出発。今日はセンメリング鉄道に乗り、グラーツへ行く予定です。雨が降っている。添乗員さんの話ではヨーロッパの天気は猫の目のように変わります、とのこと。しばらく走ると雨もやんで薄日が差してきました。バスは順調にアウトバーンを走っていきます。ドイツ国内のアウトバーンは無料だがオーストリアは有料です。ドイツはヒットラーが無料、と決めて以来それが現在も続いているとのこと。バスでグロッツニッツの駅まで来ました。ここから鉄道に乗り換えです。ここはとても小さな駅で駅前も閑散としています。特急列車がどんどん通過していきます。9:33発の普通列車に乗車。普通列車というのでどんな列車が来るかと思ったら2階建ての列車がやってきました。約20分の乗車でビーナノイシュタットの駅に到着、いよいよここからセンメリング鉄道に乗車です。ここの駅前はとても開けていました。商店も活気があり、バスも頻繁に行き来しています。きっと大きな町なんでしょうね。
グロッツニッツ駅
グロッツニッツ駅横のレストラン
ビーナノイシュタット駅
ビーナノイシュタット駅前

10:32、国際列車でミュルツツーシュラークへと向かいます。添乗員さんの「乗り過ごすとスロヴェニアまでいってしまいますよ!」という言葉にヨーロッパを実感しました。席は1部屋ごと6人が座れるコンポーネントになっています。ここで問題発生。事前に言われていた座席番号の部屋がない。他に3人も・・・添乗員さんもチョットあわてています。でも、無事に席を確保。約1時間の旅。徐々に山を登っていくので景色がだんだん変わっていきます。同室の人と会話しながらもビュースポットでは部屋を出て写真を撮る。なぜかビュースポットは部屋とは反対の窓。他の部屋の人もほとんど通路に出ていました。
センメリング鉄道のコンポーネント
こんな景色です。
セイメリング鉄道の車両


11:33、ミュルツツーシュラークに到着。ウィーンから乗ってきたバスが待っていて再びバスに乗車。グラーツを目指します。アウトバーンはとても快適、心配していた雨も降ってきません。1時間くらいでアウトバーンを降りて市街地に向かっていきます。途中、SUBARUやNISSANの販売店が目に付きます。オーストリアは国産の自動車会社がなく、そのため走っている車はすべて外車?やはりドイツ、フランスの車が多い。そんな中、プリウスも走っています。そんな景色を見ながらバスはグラーツの駅前を過ぎていきます。グラーツはオーストリア第2の都市。グラーツという名称は、スラブ語のグラデツ(小さな城)に由来しているそうです。さすがに駅前は立派でした。そして目立つのが路面電車。いろいろの形の電車が走っています。ここは路面電車の分岐点なのか多くの電車が走っていました。
バスから見えた景色
市街を走る路面電車
人力のタクシー カメラを向けたらちょっと
はにかみながらポーズをとってくれました。
ヘレン通り 車乗り入れ禁止
昼食を済ませ、市外を散策しながらハウプト広場を通り、州庁舎へ向かいます。柱廊をめぐらせた中庭は、イタリアルネッサンスの傑作だそうです。円窓で飾られた建物の中には州政府の会議室があるそうです。なんか物々しい雰囲気。警察の車両や警官がたくさんいます。さる国のプレジデントが来ているそうです。日本だったたら一般人立ち入り禁止になるのにここはとてもおおらかですね。
神学校中庭
王宮の2重の螺旋階段、真下から
シュロスベルクの上に登ります。1000年以上前に岩の上に築かれた小さな砦。だらだらした道を登っていきます。視界が開けてくると時計塔が見えてきます。ここからの市街地の景色はとても素敵でした。帰りは庭園を通り抜け260段のシュロスペルク階段を下りていきます。これが登りだったらとても歩けないような階段でした。
時計塔
崖上からの景色
大聖堂。皇帝フリードリッヒ3世が1438年から1464年に王宮用教会としてとして造らせたそうです。後期ゴシック様式のホール状教会の内部には、内陣アーチの左右に置かれている二つの豪華絢爛なルネッサンス式チェストやピエトロ・デ・ポミスによる祭壇画など、数多くの芸術品があります。
大聖堂