2016年6月11日
やはり雨。道路が濡れています。Veveyに行く前に朝市で朝食、オードリーチョコを買おうと思い、外に出ました。朝食はオードリーの写真がいっぱい飾ってあるというラルルカンへ。お店は朝市をやっているグランリュウ通りにあります。ラルルカンでbreakfastを注文。店員のおばさんにこの店を紹介している番組の写真を見せたら、急に愛想がよくなりました。こんなものでも持ってくると、役に立つものだと思いました。朝食を終え、チョコレート屋さんを探したのですが、見つかりません。絶対この辺なのに・・・。通りがかりの人に聞いてみたら、クローズしました、という返事が・・・。ああっ、楽しみにしていたのに・・・2年前に来たときは、オードリーがよく通った雑貨店ヂュマが閉店していました。今回はチョコレート屋さんが、閉店。町の人の話では、ある程度の年齢になると(何歳かは知りませんが)仕事をやめて、隠居するらしいのです。跡継ぎはいなかったのかな?とても残念です。
モルジュ・グランリュウ通り
モルジュ・グランリュウ通り
ラルルカン 内部
モルジュから電車でヴヴェイへ。約30分で到着。Chaplin's Worldを目指します。駅前のバス乗り場に行くとすぐにバスはやってきました。でも、団体さんがいるらしく、車内は満員。約10分の乗車で到着。事前に調べた情報では「Manoir-Ban」で降りるのですが、名前が変わっていて、「Chaplin」になっていました。このほうが全然わかりやすくていいと思います。ここはレマンコを見下ろす高台になっています。ミュージアムの裏はチャップリン公園。広大な広場になっています。団体さんのおかげで、入場券売り場大混雑。なかなか前に進みません。やっと自分の番になってわかりました。一人一人に館内の地図を渡し、長々と説明しています。開館して2か月弱、係員もあまり慣れていないようでした。ここはチャップリンの家(MANOIR)とSTUDIOの2本立てになっていまう。まずはMANOIRから見学です。館内に入ったところにチャップリンの人形とウーナさん(his wife)の写真が飾ってあり、ここは絶好の撮影スポットになっています。多くの人がここで写真を撮っていました。もちろん私もチャップリンとツーショットで撮ってきました。ここにいた、スタッフのおばさんがとてもフレンドリーなかたで、気軽に会話に応じてくれます。
 館内は写真と映像と人形で 構成されていました。City Lightsやライムライト、モダンタイムス などの名場面が人形で再現されています。パネルでチャップリンゆかりの 人が見られるのですが、日本人の写真を発見。内容を見たら 初代、中村吉右衛門でした。ここに来る前はありきたりの 展示かなと思っていたのですが、かなり本格的に作られていました。 チャップリンが使っていたベッドやテーブル、食器も人形と一緒に 展示されています。家族を大切にしていた、彼、家族との写真が多く 展示されていました。私は今回、初めて ウーナさんの写真を見たのですが、娘のジェラルデン・チャップリンは 本当にウーナさんにそっくりでした。
このトロリーバスに乗ります
バスの中
バス停
Cahplin's Worldの外壁
MANOIR
チケット売り場
レセプションの中
チャップリンの家 Manoir
館内に入った所にあるチャップリン像とウーナさんの写真
当時の食卓の再現
スイスでの最も幸せな時代
That the years in Switzerland were
the happiest of his life
家族との写真
なぜかアインシュタイン
チャップリンとウーナさん
初代中村吉右衛門とツーショット
外に出ると降っていた雨もやんで、日が差しています。MANOIRの裏にある、チャップリン公園を散歩してみました。サッカー場一面くらいの広さがあります。晩年をこの地で平穏に暮らしたチャップリンが今にも現れそうな気がしました。
チャップリン公園
次はSTUDIOです。10分くらいの映画の見どころの映像が流されていました。これで終わりかなと、と思っていたら映像が映し出されていた幕が上がり、その後ろのほうにも展示があり、中に入っていけます。ここの展示も見ごたえがありました。当初、入場料が23CHF。さすがに物価の高いスイスだな、と思っていたのですが、23CHFがとても安く感じる出来栄えでした。あっという間の2時間。半日いても飽きないボリュームでした。
映像終了後この幕が上がり、中に入れます
モダンタイムス
ライムライト
街の灯
独裁者
来るときのバスで外を眺めていたのですがチャップリンの墓は近いような気がしたので、歩いて行ってみることにしました。眼下にレマン湖を眺めながら約20分の歩きで到着。また雨が降ってきました。ヨーロッパの天気は猫の目のように変化する、よく言われいますが、そんな気がします。
コルシエ村の景色
Cimetiere(墓地)の案内標識
墓地入り口
チャップリンとウーナの墓
Chaplin's Worldへの行き方。
Vevey駅前のバス乗り場からLine212のバスで約10分、「Chaplin」下車。バスのチケットは車内で購入、Zone70のチケット 3CHF。2016年6月11日現在
お墓を後に、Funiculaire(ケーブルカーの駅)の停留所へ5分くらいの歩きです。ここからMont-Pelerinへのケーブルカーがでています。前回、お墓を訪ねた時に、ケーブルカーのようなものがあるなと、思っていて今回は時間があったら乗ってみようと思っていました。モン・ペランは高台にあり、レマン湖の眺望が良いところです。しかし、雨脚が強くなってきました。でも、時間があるので乗ってみようと、チケットを買って待っていると、一台の観光バスが止まって、人がどっと降りてきました。彼らもケーブルカーに乗るようです。でも、なんで日本以外はみんな並ばないの?という疑問でいっぱいです。日本みたいに、乗車口の印があって、並んでいるのに慣れてしまうと、ばんばん前に入られてしまいます。乗車口に前を陣取って、一番前の席を確保しました。でも、せっかくの窓が曇ってきてしまい、写真がぼやけてしまいました。途中からすごい急な登りになります。スキージャンプのジャンプ台のようです。途中4駅くらいに止まりながら10分くらいでMont-Pelerinに到着。団体の人たちはバスで去っていったようです。天気が良ければここから眺めるレマン湖の眺めは素晴らしいようですが何も見えません。仕方がないので今乗ってきたケーブルカーで降りることにしました。帰りの乗客は5人。ゆったりと降りてきました。
モン・ペラン行きケーブルカー乗り場
乗り場から見た線路
雨が激しくなってきました
モン・ペラン
モン・ペランから見たレマン湖、天気が良ければ・・・
バスで駅に戻り、(201番バス、前回、無料で乗れたので、今回も運転手に聞いたら、無料とのことでした。何かに含まれているようなことを言っていましたがよく、聞き取れませんでした)そろそろモルジュに戻ることにしました。モルジュのボル財団のオードリーの展示は14時から17時まで。15時ちょっと過ぎに到着することができました。展示は2階の3部屋のうちの1部屋、無料なだけあって、さらっと見る程度のものでした。期待していたのですがちょっと残念、という感じものでした。
ボル財団のオードリー展
駅に戻りバスでトロシュナへ向かいます。お墓の近くの廃校になった小学校の跡地に、以前、オードリーの展示室がありました。しかし、遺族と展示室側との間でレンタル期間が過ぎてしまい(3年間)、廃止されてしまったそうです。昔の写真を見るとその、建物の前にオードリーの胸像が写っているのですが最近のグーグルアースで見ると胸像のあったところは木が茂っているだけです。それを確かめたくてバスを建物の前で降りてみました。建物の中には数枚のオードリーの写真が残っていました。しかし、胸像はありませんでした。お墓でオードリーのお見舞いをすませて村の中心の方に歩いていくと 右側に教会があります。ここは彼女の葬式が行われたところ。 近づいてみると、中からオルガンの音が聞こえてきます。 そっとドアを開けてみたら、オルガンの音とともに掃除機を かけている男性がいました。入っていいか聞いたらOKの返事。 中はとても質素な教会でした。50人も入ればいっぱいになってしまうような 広さです。実際、葬儀の時はは入れきれず、多くの人が外から 見守ったとのことでした。 ついでに胸像のことを聞いたら、村の中心に移動したとのことで した。 前回、村の中心で見た胸像がそれでした。教会の裏には 彼女の長男、ショーンが通った小学校があります。今日は 土曜日なので誰もいませんでした。
小学校の跡地右側の木があるところに胸像がありました
この道の先の右側に墓地があります
墓地入り口
墓地からの景色
オードリーのお墓
地下をくぐると教会、村の中心へ
村の教会
教会内部
村の小学校
村の中心へ。商店が1件も無いような小さな村。静けさと自然だけがあるような村。ここのバス停の名前はPl Audrey Hepburn。Plはplazaかな?と前回来た時に思ったのですが村役場の壁に書かれていたのが「place Audrey Hepburn」でした。なんとなく納得しました。雨の中をオードリーが住んでいたお家へ。家の前の広い道を車が飛ばしていきます。車の音以外はとても静かで時が止まったようでした。雨は相変わらず降っているのでまわりの散策を諦めて、バスでホテルに戻りました。ホテルで休んでいると、外は雨がやんで薄日が差してきました。まだ、17時、もう少しトロシュナでゆっくりしていれば良かった、と思っても後の祭りでした。
バス停
息子のショーンとルカが建てたらしい
村役場(2階)と郵便局(1階)
民家に貼られたポスター
晩年の30年を過ごした家。 La Pasible(静かな、平和な)
裏門