6月29日
朝7時30分、ホテル出発。天壇公園を目指します。天壇公園は清王朝の皇帝が毎年天地の神を祀り、豊作を祈った場所だそうです。まず立ち寄ったのは天壇公園の近くにある掛け軸店。愛新覚羅溥傑(あいしんかくら ふけつ)の子孫だという老人が掛け軸を書いている。溥傑とは満州国最後の皇帝溥儀の弟。書家であり、流水の如き独特の書体は流麗で人気が高かったそうです。お値段もかなりのものでした。天壇公園も門をくぐるとまず目に入るのが祈年殿。釘を1本も使わず、28本の柱で支える構造です。中を見ようとしても人が多く、ゆっくり見ることができませんでした。
掛け軸店
天壇公園
祈年殿
天壇公園を後にして、前門大街に向かいます。市内で最も古い商店街の1つ。清代より栄えた北京の繁華街です。再開発で、ブランドショップを中心にお土産やさんが軒を連ねます。ちょっと裏道に入ると古い商店が並んでいます。この中のショップでジャスミン茶を購入しました。店に入ると中国語で色々話しかけてきます。English please!の一言で英語に。Japanese please!ではNoでした。(笑)お湯を注ぐと花が咲くようなお茶が欲しい、というとすぐに商品を出してくれました。茉莉花茶。ここでdiscount交渉。でも、英語力がなく、失敗でした(ーー;)
前門大街
次に向かうのは天安門広場。やはり思い出されるのは天安門事件。民主化を求めるデモ隊と軍や警察との衝突。多数の死傷者を出した事件である。広場に入るのに、荷物検査を受ける。中国では地下鉄に続き2度目の検査。空港にあるようなX線検査機に荷物を流します。しかし、広い。中国はどこに行ってもスケールがでかいし、人が多い。ここもすごい人出でした。地下道を渡り、天安門へ。通路には胸に看板を掲げた男性が一人、座り込みをしていました。中国語のため内容はわかりませんでしたが、「暴力」という文字が見えたので抗議の座り込みでしょう。公安が2名、前にいましたが、特に手出しをするようには見えませんでした。少し進んでいくと老女が公安に向かって何か叫んでいます。かなりきつい口調だったのでこれも抗議しているのでは?
天安門広場
天安門
天安門をくぐると・・・故宮博物館
天安門を抜けるとそこは、故宮博物館(紫禁城)になっています。 故宮博物院は明・清両王朝の宮殿建築と宮廷収蔵を基礎として設立した総合的な国立博物館です。まず目に付くのは太和殿、この門をくぐると中和殿、保和殿と同じような宮殿が続きます。中身は玉座のみ。お宝は台湾に流出しているそうです。これは一度台湾の故宮を見物しないといけないなと思いました
故宮博物館
ホテルに戻り夜はテレビでワールドカップ、日本VSパラグアイ戦を観察。中国語での解説は全然わかりませんでした。
6月30日
朝5時30分起床。眠い。食事を済ませて6時30分ホテル出発。相変わらず空気はどんよりしています。北京空港着。パスポートコントロールを無事済ませ、9時25分。ほぼ時間通りに飛行機は離陸、一路成田を目指しました。
とにかく疲れた4日間。でも、中国の大きさを、にぎやかさを、そして人の多さを実感してきました