2018年11月4日
五色沼がきれいに紅葉している、という情報を得て、五色沼、会津地方に行ってきました。高速を猪苗代磐梯高原で降り、一路五色沼へ。朝早めに出発したので、日曜日だがそんなに混んでいない。しかし、毘沙門沼の駐車場はちょっと混雑気味。なんとか駐車スペースを確保、やはりここは人が多い。駐車場近くでは海外からのお客も多く、にぎやか。自然歩道を散策しながら紅葉を楽しむ。看板に出ていたハートガラの鯉を探すが見当たらない。見つけると縁結びに効果があるとか・・・
毘沙門沼の紅葉
毘沙門沼
毘沙門沼の鯉
朝日連峰
会津磐梯山

五色沼を後にして、車を走らせていると、頭に雪をいただいた、朝日連峰がきれいに見えます。青空の中にくっきりと見えるのは会津磐梯山。再び高速で会津坂下へ。ここから只見線沿いを会津柳津へ。ここでの見どころは、福満虚空蔵菩薩 圓蔵寺、通称、虚空蔵様と町を流れる只見川。まずは会津柳津駅へ。駅前にはSL C11が展示されています。ここは沿線でも大きな駅ですが、無人駅。ちなみに只見線で駅員がいるのは会津川口と只見駅。
会津柳津駅
虚空蔵様の駐車場には観光バスが1台止まっていました。しかし、五色沼に比べれば空いています。御本尊の福満虚空蔵尊は弘法大師の作と伝えられます。日本三大虚空蔵尊のひとつ、桜の季節もきれいだそうです。高いところにあるので真下に只見川を望むことができます。風がないと朱色の半円形の橋が川面に映って、繋がって見えるのですが、今日は風があるので、さざ波が立って繋がっては見えませんでした。
虚空蔵様
只見川
会津柳津は赤べこの発祥地としても有名です。駅や虚空蔵様にも大きな赤べこが鎮座していました。名前は清子。また、男はつらいよ 寅さんシリーズの第36作、「柴又より愛を込めて」のロケが行われました。観光案内所で話を聞いたところ、蒸し饅頭屋さんや下駄屋さんはもう無いとのこと。下駄屋さんはこの近くにあったそうです。商店街の看板はいまでもありました。当時よだいぶ古くなりましたが・・・
赤べこ 名前は福太郎
赤べこ 名前は清子
映画に登場した商店街の看板

会津柳津を後にして、国道252号線を新潟方面に車を走らせます。只見線の線路や、只見川とくっついたり離れたり、紅葉の中をゆったりとドライブ。道の駅 尾瀬街道みしま宿へ。ここの高台には只見線第一橋梁展望台があります。この時間、列車は来ないのですが、景色がいいので行ってみました。橋梁が只見川に映って繋がって見えます。列車を待っているカメラマニア数人待機していました。
只見線第一橋梁
只見川沿いに駅を発見。早戸駅です。狭いながらも道がつながっているので、駅のホームまで車で降りることができます。駅舎は小さな待合室があるだけ。ホームの前には只見川がゆったりと流れています。時刻表を見ると、あと15分で会津若松行きの電車がやってくる。乗客なんていないだろうなと思っていたら、二人もいました。駅舎の中にはメモリアルノートが置いてあり、訪れた感想などが書かれている。たどたどしい日本語で書かれた台湾からのお客さんもある。「やっと来ることができました」と書かれているので台湾でも有名なのかな?本当にこの駅は時間が止まったような駅でした。紅葉と只見川。時折通る車の音。なんかとても落ち着ける空間でした。列車が到着、意に反して、列車の席はほとんど埋まっていました。二人の乗客も乗車。電車が走り去った後は静寂の世界でした。ここを後に今日の宿であるさかい温泉へ。只見の駅から30分くらいでした。
早戸駅
国道252号線から