2010年11月30日〜12月9日
11月30日 成田空港〜フランクフルト空港〜ワイマール
12月1日 ワイマール〜ベルリン
12月2日 ベルリン〜ポツダム〜マイセン〜ドレスデン
12月3日 ドレスデン〜バンベルク〜レーゲンスブルク〜ミュンヘン
12月4日 ミュンヘン〜ヴィース〜ホーエンシュバンガウ〜ディケンスビュール〜ローテンブルク
12月5日 ローテンブルク〜バートヴァンハイム
12月6日 バートヴァンハイム〜ヴュルツブルク〜ハイデルブルク〜フランクフルト
12月7日 フランクフルト〜リューデスハイム---(ライン川クルーズ)セントゴアールハウゼン
〜ボン〜ケルン〜フランクフルト
12月8日〜9日 フランクフルト〜成田
11月30日
成田空港に到着したのは朝8時でした。集合は8時20分。余裕です。ツアー受付に行くと、受付でなにやらひそひそ話が・・・ボーディングは13時50分・・と言う言葉がチラッと聞こえる。不安がよぎる・・・。受付をすると、フランクフルトが大雪で搭乗する飛行機が遅れているとのこと。出発予定は14時15分・・・約4時間の遅れ。出発予定のボードを見ると、遅れているのはわれわれが乗るフランクフルト便とミュンヘン行きが約1時間。2000円のバウチャー券が出たのでレストラン街を歩きながら品定め・・。結局はお寿司で朝食を済ませる。でもまだ、9時。4時間以上も時間がある。松たか子さんのコマーシャルのようにボーリングや足つぼマッサージで過ごすにはお財布が・・・暇だったので外貨両替の窓口が沢山あったのでそれぞれの手数料はどのくらいかなと思い、調べてみました。(暇なやつ・・・(^^;))一律かと思ったら銀行によって手数料が違うことがわかりました。安いところで2.5円。高いところで6円。(ユーロの場合)私が両替した銀行は4円だったので、次回は成田で両替することにしました。
ルフトハンザの機体はエアバスA380。500人以上が搭乗出来る大型機です。この路線には今年の6月から就航している最新鋭機。中は新しく、座席の幅も若干だが広く感じる。特に窓側の席の脇はとても広いつくりになっています。CAはとても愛嬌があり、快く、写真撮影にも応じてくれました。ドリンクサービスも頻繁にあり、とても快適でした。
19時30分、フランクフルト空港着。ここでまた、トラブルが・・・。荷物受け取りのベルトコンベアが故障。ツアー客、一人の荷物が出てきません。ここで約30分のロス。やっと税関を通過してバスに乗り込み、出発しようとすると2名足りない。添乗員さんがあせりまくっている。「2名足りないのでチョット待ってくれ」という添乗員さんの言葉に運転手はいらついています。「I cannot wait any more!」走り回る、添乗員、いらつく運転手。なんとか全員そろってバスは出発。ホテルに着いたのは23時。疲れた一日でした。バスを降りると、寒い〜!気温はマイナス4度。明日はマイナス7度の予想。うーん、体験したことのない気温だ!
ルフトハンザ エアバスA380
気軽に写真撮影応じてくれました。
機内食 おいしかった
フランクフルト空港
12月1日
、朝の気温はマイナス9度。ヨーロッパには30数年ぶりの寒波が到来しているそうだ。普段、雪が降らないようなところでも雪が降っているそうだ。除雪が間に合わない。
まず向かったのはワイマール市街。ゲーテとシラーの像を見学してマルクト広場へ。とにかく寒い。手袋をしいていないと、手の先がしびれるように痛くなる。マルクト広場はクリスマスマーケットの屋台の店であふれていました。ここのクリスマスマーケットはかなり小規模です。もちろん、訪れたのは朝だったのでマーケットは開いていません。でも、初めてのクリスマスマーケットの雰囲気だけは味わうことはできました。
バスは途中、ゲーテ街道を通って、ベルリンに向かいます。アウトバーンは雪のため、事故があり、渋滞。渋滞を抜けても速度規制。ベルリン到着は約、2時間遅れの14時。昼食のためレストランへ。ここで大失態。ポケットに入れていたカメラが落下。ああ、レンズが出てこない。2日目にしてカメラを失うことになりました。あと、頼りはビデオカメラだけ。これを壊したら・・・と思うと慎重な扱いになりました。まず向かったのはブランデンブルク門。ここは1791年、プロイセン王国の凱旋門として建造されました。ここを境に旧西ベルリンと東ベルリンに別れていました。ここの通りはウインターディリンゲン(菩提樹並木の道)森鴎外の「舞姫」にも登場しています。
そしてベルリンの壁へ。ここは旧東ドイツから旧西ドイツへ亡命しようとして多くの人が命を落としたところです。約1Km、今でも残っています。
次に向かったのがペルガモン博物館。旧東ドイツの博物館島の中にあります。ここには博物館の名前にもなっている古代ギリシャの都市、ペルガモンで発掘された「ゼウスの大祭壇」が原寸のまま復元展示されています。スケールの大きさには圧倒されました。
ゲーテとシラーの像
ワイマール マルクト広場
ブランデンブルク門
ベルリンの壁
ペルガモン博物館
12月2日
。バスはベルリンを出発。昨晩からの雪が積もって雪景色。でも、昨日ほどの寒さは感じない。まず、ポツダムを目指します。グリーニッカー橋を徒歩観光。ここでは、旧東、西のスパイの捕虜交換が行われたそうです。そして、サンスーシ宮殿へ。1747年に完成したフリードリッヒ大王の離宮。壮大なつくりに圧倒される。そしてツェツィーリエンホフ宮殿へ。1945年に米英露の首脳が集まり、第2次世界大戦の戦後処理を話し合ったそうです。
バスはアウトバーンに入る、マイセンへ。ここでも渋滞が・・・。そのため、今日も昨日に続き、お土産屋さんへのショッピングはカット。
マイセンは陶器の町。マイセン陶器工房を見学。ちょっとしたカップも値段を見て・・・。とても買えない(^^;)。その後陶磁器のパイプオルガンコンサート。奏者はとてもユニークな女性。最後は日本の曲も演奏してくれました。
その後、ドレスデンへ。ドレスデンは大きな町。トラムも走っています。ここでガイドさんと合流。寒い、寒いと言っています。やはり、ドイツに住む人でもこの寒波はかなり寒いようです。ドレスデンはエルベ川河畔に建つ芸術都市。夕闇の中に浮かぶツヴィンガー宮殿、フラウエン教会は荘厳です。近くではクリスマスマーケットの開かれていて、今回、初めての見学。念願のグリューワインも飲んでみたのですが、ちょっと口には合わず、断念。そっとワインは捨てて、カップだけを大切に持って帰りました。マーケットで木の実のお菓子を買いました。アーモンドやナッツが入っていてとてもおいしかった。ホテル着、21時。ここでまた、問題が。ロビーが狭くて全員が入れない。輪をかけてエレベーターがない。こんな重い荷物を持って階段を上がれないという言葉あちらこちらから。今回、ツアー参加者の最高齢は87歳の女性。ここまで元気にツアーに参加している。しかし、さすがにここは無理のようである。添乗員さんが奮闘してツアー客の荷物を運んでいる。災難な添乗員さん。部屋は狭い、シャワーのみ、と最悪のホテルでした。このホテルには他に、2組の日本人ツアーが泊まる予定だがまだ、到着していないとのこと。どのツアーも寒波の影響を受けているようだ。あとで聞いた話だが22時過ぎにたのツアーは着いたそうだ。
グリーニッカー橋 東西ドイツの境
グリーニッカー橋
サンスーシ宮殿
ツェツィーリエンホフ宮殿
マイセン
チョットしたものでも手が出ない・・・
陶磁器パイプオルガンコンサート

ドレスデン
ブラウエン教会
クリスマスマーケット
12月3日
今日はツアー最大の移動距離、約565Km。添乗員さんもちょっと構えています。バスはホテルを出発。バンベルクへ。アウトバーンはなぜか順調?予定通り、バンベルク到着。ああ、この町には期待をしていなかったのですが、見事に裏切られました。さすが世界遺産の旧市街。本当に中世の町がそのまま残っていると感じです。小ベニス地区は家から直接、川に出られ、川での交易が盛んに行われたそうです。そういえば日本でも丹後半島、伊根の舟屋も直接家から船で海に出られる様式だったなと思い出しました。昼食のレストランの近くにケーテ・ウォルハートの店舗があったのでちょっとのぞいてみました。クリスマスのクッキー3.5ユーロを購入。そしたらとっても立派なカタログをいただきました。きっと、クッキー代よりの高かったのでは?店の人にここの店は日本のテレビでも紹介されている、と言ったら、ローテンブルクの店がそうだ!と言っていました。
その後レーゲンスブルクへ。相変わらずアウトバーンは順調。大聖堂を見学。二本の尖塔を持つゴシック教会。この町はほとんど戦災を受けていないため、古い建物が残っています。この町も予想外の収穫。クリスマスマーケットの見学もでき、とても満足でした。バスは今日の宿泊地、ミュンヘンへ。道路は順調。ほぼ、予定通りにホテル着。添乗員さんは今日はなにも起こらず、ほっとしたのか、昨日の他の遅れたツアーの話をしながら、「癒されますね」などと、人の不幸を話している。「性格悪--い」というツアー客から声が・・・明日、そんなことを言ったバチがあたるとも知らずに・・・
バンベルク 小ベニス地区

旧市街
レストラン前のクリスマス飾り
レーゲンスブルク 石橋
大聖堂
クリスマスマーケット
グリューワインのカップ