2016年6月13日
朝起きると曇り空。ホテルはマルクト広場の近くで、ベッドは、ばかでかく、部屋も広い。おまけにテラスまでついている。テラスからの眺めはハーフェレカーがよく見えます。下の方は見えるけれど、頂上は雲の中。雨さえ降らなければ・・・と思いながら中央駅に。早い時間でしたが、インフォメーションの隣のレジのお兄さんから、無事、インスブルックカードを購入できました。よかった。これがないと何にもできない。
テラスからの眺め
インスブルックカード
朝のインスブルック中央駅
まず最初に駅前からSTBのトラムでフルプメスを目指します。以前、BSの「街角歩き」インスブルック編でも紹介されており、路面電車が途中から登山列車のようになる面白そうな路線。1時間に1本しか出ていないので、1本乗り遅れると面倒なことになります。電車はこの路線の名称、シュトバイタール駅までは路面を走りますが、ここからは専用軌道を走ります。
トラム
トラムの中
中央駅を出た電車は満員でした。でも市内で学生が降りると乗客は3名に。シュトバイタールを駅をでると乗客は私一人。この状態は終点のフルプメスまで続きました。シュトバイタールを駅を出ると、ゲートをくぐり、いよいよ専用軌道へ。電車は高度を上げながら、林の中を進んでいきます。遊園地の電車みたいでルンルン気分。単線なので途中、何回か駅ですれ違いを繰り返し、登っていきます。牛や、ヤギが放牧され、いかにもアルプスという景色。あっという間の一時間でした。
ガラガラの車内
ジャンプ台
駅はとても素朴な感じ。駅から200メートルほど歩いたところが一番開けていました。ここが市街地という感じ。しかし、テレビで見たフルプメスはカメラが酪農家のおばさんに付いて、自宅を訪問して食事をご馳走になるシーン。周りは牧場で酪農家がたくさんいるイメージでした。結構、駅から離れていたんだと思います。
フルプメス駅
フルプメスの街
1時間くらいここで過ごしてまた、トラムで市内へ。ミュージアムで下車、通りを 軽く散策しながら黄金の小屋根、王宮の前を通ってコングレスへ。
マリア・テレジア通り
黄金の小屋根
王宮
ここからケーブルカーでフンガーブルクへ。結構急な坂を登るため、車両と車両の継ぎ目は段差になっています。。最前の車両に乗ったのですが、途中の駅で止まった時、後ろの車両を見たら、見事に段差になっていました。
後ろの車両、段差になっていてよく見えない
フンガーベルクの到着
ここから下の景色はきれいに見えます。でも、上の方は雲の中。でも、せっかくインスブルックカードあるのだからと、ゼーグルーベのケーブルカーにのってみました。ケーブルカーは雲の中進み、ゼーグルーベへ到着。何にも見えない。レストランで昼食をとっていると、一瞬晴れ間が。雲の切れ間からハーフェレカーも見えます。
ゼーグルベーロープウェイ
ゼーグルベーは雲の中
ゼーグルベー
パスタのランチ
ハーフェレカーが見える
ゼーグルベーからの景色
勇んでケーブルカーへ。しかし、上に付いた時には雲の中でした。しかし、粘っていると、時たま、雲切れ間からインスブルックの街が見えます。残念ながら反対側のイタリア方面をほとんど見えず、たまに雲の切れ間から谷に広がる集落が見えました。1時間くらい粘って下まで降りてきました。
ハーフェレカーからの景色
下は晴れていて、暑いくらい。どうしようか?と迷っていたらサイトシーアバスが走っている。あれで一回りしてみようと乗り込みました。車内で地図を見ているとstift wiltenで降りれば6番のトラムでイグルスに行けることに気が付きました。早速降りると近くにBergiselの駅がありました。ここからLine6のトラムに乗れます。なんかこの教会、見たことがあるような・・・ちょっと歩くとシュトバイタール駅がありました。朝、通ったとこじゃん。わかっていればフルプメスの帰りにここで降りれば、もっと効率よく回れたのに・・・
Bergisel
ヴィルテン巡礼教会
ヴィルテン巡礼教会の内部
トラムは駅を出ると、すぐに専用軌道になり、森の中を高度を上げながら走っていきます。乗客は2人だけ。ちょっとぜいたくな気分の20分間でした。イグルスの駅の手前には大きなカーブがあり、もう少しでループ線のようになっていました。イグルスは1976年インスブルックオリンピックのリュージュ、ボブスレーの会場になったことから発展したそうです。駅を降り、のどかな道を歩いていきます。本当にチロル!というのどかな道です。パッチャーコーフェルがきれいに見えます。 10分少しでロープウェイ乗り場に到着。ここも インスブルックカードで乗れます。時間は午後3時少し前。 帰りの電車の最終が17時48分なので 充分行ってこられます。窓口のお姉さんに インスブルックカードを渡し、チケットを発行してもらいました。
中央駅からのLine1とイグルスへ行くLine6のトラム
パッチャーコーフェルへの道のり。
次のロープウィエイは3時でした。すぐに出るじゃん。乗客は電車で一緒だった人と二人だけ。ロープウェイは徐々に高度上げて行き、下にはインスブルック冬季オリンピックで使用したリュージュやボブスレーのチューブが残っていました。ロープウェイを乗り継ぎ、1952メートルのパッチャーコーフェルに到着。雲一つない天気に恵まれました。目の前にはさっき行ったハーフェレカーが見えます。やはり頂上は雲に覆われています。でも、ここからの景色は本当にきれいでした。
パッチャーコーフェルロープウェイ乗り場
ロープウェイ
しばらくすると、ハイキング帰りの人たちが次々に降りてきました。私が乗った時間は中途半端は時間だったのです。帰りはロープウェイ乗り場からバスでマルクト広場へ。ホテルはすぐでした。